AndroidエミュレータとiOSシミュレータからMockoonサーバーに接続する
アプリ開発中、普通に使っていたら発生しないエラー画面を実装しなければならないときがある。そんなとき、モックサーバーの「Mockoon」を使うと非常に便利だ。
Mockoonについて
Mockoonは、ローカル環境でモックAPIサーバーを簡単に作成できるツールである。アプリをインストールするだけで利用できるため環境構築に悩むことがないところが好きだ。インストール方法や使い方については、春田拓海さんの記事を参照してほしい。
Mockoonサーバーを起動し、ホストマシンの特定のポート(たとえば3000番)で動作している状態にしておく。ブラウザからhttp://localhost:3000
にアクセスして、Mockoonにアクセスログが記録されることを確認する。
AndroidエミュレータからMockoonに接続する
- Androidエミュレータは、ホストマシンに対して特定のIPアドレスを使用する。エミュレータからホストマシンに接続するためには、
10.0.2.2
というIPアドレスを使用する - Androidアプリのネットワークリクエストの実装で、APIのURLを
http://10.0.2.2:3000/
に設定する
エミュレータからローカルPCで動いているMockoonサーバーに接続するのに、なぜ10.0.2.2
を使うのかに関しては、公式のドキュメント「Android Emulator のネットワークを設定する」を参照して欲しい。
iOSシミュレータからMockoonに接続する
- iOSシミュレータは、ホストマシンのIPアドレスをそのまま利用する
- iOSアプリのネットワークリクエストの実装で、APIのURLを
http://localhost:3000
に設定する
以上で、AndroidエミュレータやiOSシミュレータからMockoonサーバーに接続することができるだろう。